五度圏の並び順と音階の覚え方 (長調)

五度圏の並び順と音階をすぐに思い出せますか?このページの図で紹介する方法を用いると楽に思い出せるかもしれません。

はじめに

はじめに五度圏の並び順と音階を覚えるポイントは3つ

  1. 五度圏の基音を空間的に配置した図1
  2. 図1における “C” と “G” の初期位置
  3. 図1における縦方向の音程 “全音”

それでは例題で図1の使い方を体験して、五度圏の図と見比べてください。

それでも分かりにくい場合は、後述の “思い出すコツ (図2)” を参考にしてください。

図1.空間的に配置した五度圏の基音

図示された五度圏長調の並び順と音階を覚える・思い出すコツ
五度圏 “G” メジャースケールの基音 “G” は、C メジャースケールの基音 “C” に対して画像空間上の左上に位置し、F メジャースケールの基音 “F” は “C” に対して画像空間上の左下に位置する。”G” は “F” の画像空間上の真上に位置し、”G” と “F” の音程は全音である。キー “C” からキー “G” に移調する際、”G” の画像空間的に真下に位置する “F” を半音上げて “F#” とする。音階は “C, D, E, F, G, A, B” から “G, A, B, C, D, E, F#” に変わる。

それでは図1の使い方を体験!

まずは試してみましょう!

  1. まずは、C メジャースケールを仮定します。
    図1と行き来しながら進めてみてください。
  2. 音階は C、D、E、F、G、A、B です。
  3. C キーで5度は G です。
  4. F は G の全音下です。
  5. C キーから五度圏一つ上の G キーにスケールを移調する際、G の画像空間的に真下に位置する F を半音上げて F# にします。
  6. 今、G メジャースケールです。
    音階は G、A、B、C、D、E、F# です。

もう一度!五度圏一つ上へ移調

  1. 今度は G メジャースケールを仮定します。
  2. 音階は G、A、B、C、D、E、F# です。
  3. G キーで5度は D です。
  4. C は D の全音下です。
  5. G キーから五度圏一つ上の D キーに移る際、D の画像空間的に真下に位置する C を半音上げて C# にします。
  6. 今、D メジャースケールです。
    音階は D、E、F#、G、A、B、C# です。

逆に!五度圏一つ下へ移調

  1. 逆に今度は D メジャースケールを仮定します。
  2. 音階は D、E、F#、G、A、B、C# です。
  3. D キーで7度は C# です。
  4. D キーから五度圏一つ下の G キーに移る際、#していたC# を半音下げて戻してください。
  5. これで今、C は D の全音下です。
  6. そしてキーは G です。
    音階は G、A、B、C、D、E、F# です。

思い出すコツ (図2)

五度圏の並び順と音階を思い出すための図で覚えることは、”画像空間上のパターン”、”CとGの初期位置”、”全音間隔”の3つです。

まず始めに図中の “C” と “G” の初期配置を思い浮かべてみてください。下の図2の赤文字の状態です。

その後、”C” と “G” を起点に “全音” の音程を縦に並べていきましょう。これで図1の完成です!

文字で表すと、始めの数ステップは以下の通りです。
C -> D (上方向)-> E -> …
C -> Bb (下方向) -> Ab -> …
G -> A (上方向) -> B -> …
G -> F (下方向) -> Eb -> …

コツは"C"と"G"を図1の配置に並べた後、上下に全音の音程を並べていくこと

音階について

 移調の際に音階も変化します。一つ上に移調する時は、上の図において移調先の基音の真下に位置する基音を#した音階が移調先の音階です。逆に一つ下に移調する時は、現在の基音の真下に位置する基音が#しているので、それを半音さげた音階が移調先の音階です。

まとめ

最後にもう一度確認しましょう。

五度圏の並び順と音階を覚える・思い出す3つのポイントは

  • 空間的に並ぶ五度圏の基音
  • “C” と “G” の初期位置
  • 縦方向の音程 “全音”

これなら覚えることが少なくても、順番と音階を思い出せます。

それではよい音楽ライフを!

筆:アコルノ